課題

製造業における品質管理は極めて重要ですが、現場と品質保証部との間でデータが共有されておらず、多くは現場の判断に委ねられていました。また前日に発生した問題を分析するために必要なデータが直ぐには揃わず、データの収集に現場の多くの時間が費やされていました。

解決策

各工程における設備の電圧、電流、回転数、溶液濃度等の様々なデータを「SensorCorpus」に収集、検査工程における検査機からの結果と突合させることにより、不具合箇所および原因の特定が早期に可能なシステム基盤を構築しました。

結果

社内部門間で品質判断に必要なデータをリアルタイムに共有できるようになり、製品歩留まりの大幅な向上を実現。また発生した問題の早期発見、共有が可能なため、改善PDCAの速度を実現。次のステップとしてAIによる自動化を行うための学習を行っており、更なる作業効率向上を目指しています。

使用センサー

電流センサー、電圧センサー、濃度センサーー、回転センサーー、画像検査機